CASE STUDY

導入事例

導入事例#01
次期会計システム
移行プロジェクト

CASE STUDY

働き方改革実現に向け
付加価値が提供できる
次期会計システムを構築

三菱地所ITソリューションズは2017年、三菱地所と三菱地所レジデンスの次期会計システムの検討を開始。その後、現行システムの単なるバージョンアップではなく、さらなる付加価値が提供できるシステムの構築の実現を目指してプロジェクトを推進しました。2020年4月に次期会計システムのサービスを開始。これにより経理関連業務における「働き方改革」の促進、データ活用の高度化、経営の効率化を実現しました。

PROJECT DETAIL

BACKGROUND

プロジェクトの背景

三菱地所と三菱地所レジデンスの次期会計システムの検討が開始された契機は、現行会計システムやインフラ基盤がサポート期限切れを迎えることでした。現行会計システムは約10年前に導入以来、数年ごとにバージョンアップを行いながら使い続けていたのです。そこでこの機会に、単なるバージョンアップではなく、当時から解決すべき社会的課題となっていた働き方改革やそれに伴う既存業務の効率化に向けて付加価値が提供でき、ユーザがより納得感を得られる新しいシステムの構築を目指すことにしました。

POINT

導入のポイント

製品選定(会計パッケージ等)においては、三菱地所の中でもプロジェクトオーナー部門とユーザ部門で評価基準が異なる為、定量および定性面で客観的に評価を行い、双方に納得していただいた上で最適な製品を決定しました。また、既存業務プロセスの抜本的な見直しを図り、As-Isの課題抽出・分析を行い、解決に向けたTo-Be像の検討を行いました。それに伴い、業務およびシステムが大きく変わるため、サービス開始前に、マニュアルの整備、対面での説明会、実機でのトレーニングと習熟度チェック、その後の追加トレーニングまで、手厚いユーザトレーニングを実施しました。これらは全て、私たちが三菱地所グループのビジネスとシステムを深く理解しているからこそ効果的に提案・実施できたのだと考えています。

RESULT

成果

最新のIT技術の活用により、自動化・効率化・ペーパーレス化を実現。それに伴い、作業時間を削減し、経理関連業務における「働き方改革」を促進することができました。また、次期会計システムにはデータを逐一収集・蓄積・分析するBI(ビジネスインテリジェンス)機能があります。これにより、日々の会計データの分析が可能になり、データ活用の高度化を実現しました。さらに、標準の機能を最大限活かし、なるべく作り込みをしないという方針のもと、変化に柔軟に対応できるシステムを構築。保守・バージョンアップのコストを抑え、経営の効率化に寄与できる会計システムを実現しました。

INTERVIEW

先進的な試みを成功に導くことで得た、
ユーザからの信頼と新たな知見。

次期会計システムは、1兆円超の売上規模を誇る三菱地所と三菱地所レジデンスを支える基幹システムであり、本プロジェクトの成否がユーザに与える影響は甚大。そうした責任感を胸にプロジェクト推進に取り組みました。また、このプロジェクトは単純に会計システムを入れ替えて終わりではなく、根本的な業務の見直し、新しい経費精算システムをはじめとする様々なサブシステムの導入など、先進的な試みも多い大規模なものでした。そのため、関わる人の数も多く、かつ多様でした。そうした中で、プロジェクトを主導し成功に導いたことで、ユーザからのさらなる信頼を得ることができました。新型コロナの影響により本番稼働直前にリモートワークの実現を迫られましたが、プロジェクト関係者が「OneTeam」となり、協力し合うことで難局を乗り越えることができたことも大きな成果だと思います。さらに、私個人としても今まであまり関わりのなかったコンサルタント人財と一緒に仕事をすることで、新たな知見を得ることができました。

林 敦夫

システム2部(プロジェクト当時)
次長

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