CASE STUDY

導入事例

導入事例#06
販売基幹システム
再構築プロジェクト

CASE STUDY

コストを削減し、持続可能な
販売基幹システムを再構築

三菱地所ITソリューションズは、三菱地所レジデンスが開発した住宅の販売業務を管理するための重要なシステム、販売基幹システムであるCITRUS(シトラス)の再構築を2018年4月から2023年6月まで行いました。

PROJECT DETAIL

BACKGROUND

プロジェクトの背景

分譲マンションや戸建事業など、三菱地所グループの住まいづくりを担う住宅デベロッパー、三菱地所レジデンスの販売基幹システムとして使用されているのがCITRUSシステムです。実際には5つのシステムから成り立っていましたが、使用しているOSやハードウェアのサポートが2023年10月に切れること、開発者単価を含めたランニングコストがかかっていること、複数のカスタマイズしたシステムのバージョンアップや法改正の際の機能の検証作業が煩雑になり、業務の標準化が必要になったことなどの理由から、既存システムを新しいシステムへ置き換える、システムのリプレイスの検討が2018年4月に始まりました。

POINT

三菱地所ITソリューションズの役割

リプレイス前の段階から、13年ほど三菱地所レジデンスのシステムには関わっています。三菱地所グループの唯一のシステム系会社の一員であることに加え、三菱地所レジデンスの業務内容を熟知していることやお互いの信頼関係が構築されていることもあり、ユーザーの立場に立ったベストなシステムが構築できたと思います。これまでの2つのシステムを統合し、新しいパッケージシステムを導入することを決め、イニシャル、ランニング、バージョンアップ費用、ベンダーの信用性、システムの継続性など複数の観点からさまざまな会社のソフトウェアを比較検討。コストダウンを図りながら、システムに業務を寄せるようにシフトすることを目指しました。 オンライン TO オフライン”の世界観の実現を目指しています。

RESULT

成果

2018年4月からスタートしたプロジェクトを、ほぼ予定通りの2023年6月にシステムの移行を完了させることができました。関係者が多いなか、期間設定やコミュニケーションを定期的に細かくとることや、リスクが表面化する前に弊社が主体となってリカバリープランを策定することを行なってきたことが大きいと思います。新しいシステムを導入したことにより、無駄な連携処理がなくなるなど、ユーザーのシステム操作の負担が軽減され、業務の標準化(属人化排除)やコスト削減が実現しました。三菱地所グループの会計情報の連携の面でも遅延することなく、スムーズな決算業務の実現に寄与しています。

INTERVIEW

プロジェクトを通して

プロジェクトの最初から最後まで、一貫して携われたことは大きなやりがいとなりました。システムの開発から導入後の保守まで、チームのメンバーに支えられながらやり遂げることができました。このチームだからこそできたと思います。複数のシステムが絡んでいることもあり関わる人が多く、さまざまな調整をすることに苦労しましたが、多様な考えや意見を調整するバランスの取り方を習得することができました。基本的なことですが、社内でも社外でも密に細かくコミュニケーションを取ること、丁寧に説明することは、非常に大切だと改めて感じました。


今後の展開

今後も立ち上げ段階から携わるようなプロジェクトがあれば、積極的に参加していきたいと思います。大変なことも多いですが、完成した時の達成感は何者にも代え難いものです。また、今回のようにユーザーであるお客様との距離が近いプロジェクトの方が厳しいことも多いですが、自分にとってはやりがいがあります。今後も三菱地所グループの業務がより効率的に進み、結果的に社会全体がより良くなるような仕事ができればいいと考えています。

栗本 知明

栗本 知明

システム運用部

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