CASE STUDY

導入事例

導入事例#05
「TOKYO TORCH App for 常盤橋タワー」
アプリ開発

 

CASE STUDY

業界初となる就業者専用アプリを開発

三菱地所ITソリューションズは2021年7月にリリースされた、国内では前例のなかったビル就業者専用アプリ「TOKYO TORCH App for 常盤橋タワー」の開発プロジェクトに携わりました。

PROJECT DETAIL

BACKGROUND

プロジェクトの背景

今回のアプリ開発プロジェクトは「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンとし三菱地所が推進している東京駅日本橋口前の常盤橋街区を再開発するTOKYO TORCHプロジェクトの一環です。大規模広場「TOKYO TORCH Park」や商業ゾーンの「TOKYO TORCH Terrace」、2027年には地上約390mの高さの「Torch Tower」などが計画されており、東京駅前・常盤橋から、世界と日本を繋ぐ、世界に誇る日本の新たなシンボルとして開発が進められていますが、就業者の方々に向けてさまざまなサービスを提供するためのアプリ開発も並行して進めてきました。

POINT

三菱地所 IT ソリューションズの役割

ユーザーである三菱地所とベンダーであるフェンリルの橋渡し役として、仕様の調整やプロジェクトに関わるスケジュール、コストなどの管理を行いました。具体的には三菱地所からデザインや機能の希望、親しみやすく直感的に使いやすい、シンプルなアプリにしたいという思いを受け取り、フェンリルに構築する作業をしてもらい、そのアウトプットのすり合わせを積み重ねていきます。業務とシステム両方の観点をもつ立場として、各社に個別調整や根回しをするなど、工夫をしながら進めていきました。2021年7月に無事リリースされていますが、細かな機能追加、改修、運用中の問い合わせ対応は続けています。

RESULT

成果

常盤橋タワーアプリは、非接触のモバイル入館証から食堂の予約、注文、決済、会議室の予約、コーヒーのデリバリー、さらにはビル周辺の天気予報の表示まで、多くの便利な機能をオフィスで働くユーザーに提供しています。特に食堂でのモバイルオーダーが一番使われている機能です。このアプリは2027年竣工予定のTorch Towerへの展開、そして三菱地所のその他のビル施設にも横展開できるようになることを目指しており、今後の拡張性を踏まえてフェンリルが新たに自社開発したミニプログラム配信プラットフォームを導入しました。TOKYO TORCHというプロジェクトにおいて先進の技術への取り組みを実現するというアピールもでき、三菱地所とグループの存在感を示すことができましたし、多くのメディアに取り上げてもらえ、評価されたということは大きな意義だと思っています。

INTERVIEW

プロジェクトを通して

入社間もないタイミングでしたが、スマートフォンアプリ開発に非常に興味があったこと、そしてビル事業のシステムに直接かかわれること、まして東京駅前の新築ビルに携わることは一生で何回あるかわからない、やらなかったら後悔すると思い、即断即決でプロジェクトに参加しました。スタート当初は体制が定まらないなど戸惑うことやコロナ禍の中、リモートで仕事を進めるなど大変なこともありましたが、社内やグループの方々に助けられ、期日通りにリリースできてよかったです。これだけ複雑なプロジェクトはなかなかなく、技術面・精神面ともにとても鍛えられました。今後、新しいプロジェクトに取り組むにあたっての心構えにもなったと思います。また、この経験は自分だけでなく、会社全体の学びになるようフィードバックをしていきたいと思っています。


今後の展開

このシステムは元々他のビルや施設にも導入することを目指して作ったので、できれば色々と展開をしていきたい思いがあります。実際にアプリの裏側のシステムは導入方向で話を進めている案件があります。別のビルで同じような就業者向けのサービスに導入していこうということで、そちらに関しては私が企画構想を行いました。まもなく要件定義に着手する予定となっており、引き続き、プロジェクトマネージャーとして開発を進めていく予定です。

佐竹 允介

システム開発部 プロジェクトマネージャー

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