アーキテクチャー検討支援を通じて、
高品質かつ安全なシステムの開発に貢献する
A.TANAKA
ITコンサルティング部 ITアーキテクチャー室
地球・環境資源理工学専攻 修了
2015年入社
CAREER PATH
キャリアパス
- 2015年
- BMSプロジェクト部に所属。FBMS(富士通ビルマネジメントシステム)の運用保守を担当。2019年6月にかけ運用保守業務を継続しつつ、後継システムであるBCO/BPAの試験工程に参画
- 2019年
- システム基盤部に異動。ITアーキテクチャー室業務及びグループシステムの保守を兼務
- 2020年
- ITコンサルティング部 ITアーキテクチャー室所属。2022年よりセキュリティ業務も兼務
MY WORK
現在の仕事
ITアーキテクチャー室の主なミッションは、社内の各種開発プロジェクトに関して、企画構想〜要件定義の上流工程におけるアーキテクチャー検討支援(サーバ・クラウド等の基盤選定、ネットワーク接続方式、セキュリティ対策等々)を行うことです。基本的にユーザーが直接利益を得るポイントではなく、プロジェクトとして検討が遅れやすい部分といえますが、アーキテクチャーに問題があれば、その後の開発〜運用でトラブルを招く要因になりかねない重要な部分。したがって開発プロジェクトにはなくてはならない縁の下の力持ちだと思っています。また、これとは別に、三菱地所グループが利用する将来のインフラ基盤を開発する「次期インフラ検討プロジェクト」への参画も重要なミッションです。
Q.MJITへ入社を決めた理由を教えてください。
大学院の同期はエネルギーや石油などの業界を中心に就活を行っていましたが、私はそうした業界に関して将来イメージが湧かなかったのです。そこで研究でもそれなりにPCを使いこなしていたので、ITの方が肌に合うのではないかと。とはいえ、ひたすらモニターに向かっている仕事ではなく、人とコミュニケーションをしながらやれる仕事がいいかなとも思っていて……。そうした仕事ができる就職先として、ユーザー系のIT企業を重点的に見ていました。その中でMJITに決めた理由は、人の印象がとても良かったことです。今でもよく覚えているのは、人事担当者の方が、「コミュニケーション能力を重視していますが、それは別に話がうまいということではなくて、思っていることを正確に伝えることです」という話をされたこと。自分の考えにマッチし、とても好感を持ちました。その印象は入社後も変わりません。
Q.これまでで最も大変だったと感じた仕事はなんですか?
BCO/BPA開発プロジェクトの現行システム担当としての試験工程・移行方式検討支援業務を行なったことです。BCO/BPAは三菱地所グループが所有する各ビルの契約や賃料、請求等の管理を一手に引き受ける重要度の高いシステム。プレッシャーを感じたのは、当時まだ入社がそれほど経ってない中で現行システムを理解する担当者として意見や提案が求められたことでした。しかしその分、OJTを通じて知識や経験を積み重ね、それを活かして新しい仕事に臨むのだ、という全体像をつかむきっかけにもなりました。また、そのプロジェクトの最終段階で各地のユーザー(三菱地所グループ各支店のビル事業担当者)に新しいシステムの説明をして回ったことも大きな経験でした。「自分の説明が相手にちゃんと伝わっているか」を考えつつ、とても緊張しながら臨む中で胆力が鍛えられました。そこで学んだのは、「これまではこのように使っていましたよね。新しいシステムではこうなります」などと、ユーザーがわかる形で説明することの大切さ。回を重ねていくごとにだんだん説明がうまくなっていく手応えがありました。また、最終的にユーザーの皆さんから「こんなに効率が良くなるんだ」という声を聞くことができ、自分がユーザーの皆さんに貢献できたことを肌で感じることができました。
Q.現在の仕事のやりがいはなんですか?
各開発プロジェクトの企画構想〜要件定義の上流工程において、そのアーキテクチャーに問題がないか、レビューするのが私の主な仕事。その中でユーザーが検討している新しいIT活用の構想や、プロジェクトメンバーが利用を検討している新しいIT技術に触れることができて、知的好奇心が刺激されるところが一つのやりがいです。また、ユーザーからの要望を把握した上で、ユーザーにアーキテクチャーについてどう提案するかまで含めて支援を行うなど、社内のプロジェクトマネージャーに寄り添う姿勢が重要です。このように多くのプロジェクトへの支援を通して、時代によって変化する基盤部分の知識を積み重ねていき、ゆくゆくはその知識を活かして新しいアーキテクチャーに転換していくところにも貢献できるのが、現在の仕事の醍醐味だと思います。
Q.今後挑戦したいことは何ですか?
セキュリティに関する知識の一層の拡充と、それを活かしたシステム開発プロジェクトのアーキテクチャー検討支援に力を入れていきたいですね。クラウド化、オープン化など、今後インターネットにつながっていく状況を踏まえると、セキュリティを意識しないのはあり得ないと思います。実は以前からセキュリティの重要性に着目していて、三菱CC研究会(三菱グループ有志14社で情報処理・通信に関する新技術の調査・活用及び事業化を目的に組織化した研究会)に参加し勉強を続けています。研究会には私よりも知識豊富なベテランが大勢いて、いつも刺激を受けています。セキュリティ対策の強化と開発プロジェクトのスピード感はどうしても相反しがちですが、これらをうまく統合できるような方法をプロジェクトに提示し、安全なシステムの開発に貢献したいと考えています。
ONE DAY SCHEDULE
ある1日のスケジュール
- 8:00
- 在宅勤務開始、昨日までの業務内容を整理し、本日取り組む作業を検討
- 9:00
- 朝会
- 10:00
- チーム内討議で利用する資料の作成
- 11:00
- PJから提出された要件定義書のチェック
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- チーム内定例会議。午前中に作成した資料を交えた議論もここで行う
- 16:00
- セキュリティチームとの定例会議
- 17:00
- 細かな残務処理
- 18:00
- 終了