WORK FLOW

仕事の流れ

MJITにおける仕事の流れ

Step.1

プロジェクト管理

プロジェクトの計画策定を行い、計画通りに進むようQuality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)をコントロールし完遂に導きます。プロジェクトオーナー・利用部門・開発ベンダー・社内関係部署を含む様々なステークホルダーと調和・調整を図りながらプロジェクトを先導していくため、重要な役割を担うことができます。

Step.2

企画構想

納期や予算規模を考慮し、ユーザー要望をヒアリングし要求事項(機能・非機能)を整理します。その内容を元に開発ベンダーを選定するためのRFP(提案依頼書)を作成し、ベンダーからの提案を評価、決定します。評価、決定プロセスも事前にユーザと調整しながら進めます。また、ユーザーが担う業務をイメージしながら進めることが大切であり、業務内容を理解しアウトプットすることが求められます。

Step.3

要件定義

企画構想にて整理した要求事項をもとに業務要件・システム要件・インフラ要件などを整理し、開発範囲、仕様を決定します。この工程で開発スケジュールや金額が固まるため、手戻りの無いように考慮しながら進めることが大切です。MJITではユーザーと開発ベンダーの間に立ち、双方の通訳を務めたり、実現したいことと実現できることの調整、開発ベンダーとMJITがそれぞれ得意な分野で役割を分担する等、プロジェクトが円滑にすすむようにします。

Step.4

設計

要件定義で決定したシステム要件をもとに、機能面の設計に加え、インフラ構成やシステム運用の設計も行います。この工程ではユーザーが登場することは少なく、開発ベンダーとMJITで進めることがほとんどです。設計した内容が正しいか評価するためにはプログラミング言語やインフラの知識が求められるため、システム開発における技術や理解が求められます。また、運用保守を想定した設計も大切です。

Step.5

開発

製造

開発ベンダーによってシステム開発が進む工程です(MJITにおいて内製化開発するケースもあります)。 この工程においてMJITでは進捗状況の把握が中心になりますが、次の工程以降の準備(運用マニュアルやユーザー説明会準備など)を進めることが多いです。

単体・結合テスト

開発ベンダーが作成したプログラムを開発ベンダーがテストを行う工程です(MJITにてテストする場面もあります)。 製造工程同様、MJITでは進捗状況の把握が中心になりますが、設計書通りに作られたか、品質管理の観点でベンダ-のテスト結果が適切かを確認します。設計書が間違っているとテストも異なる結果が出るため、設計書を入念に確認しておくことが重要です。

Step.6

テスト・リリース

総合テスト

開発ベンダーのテストが終わった後に、MJITにてテストを実施します。設計書通りに作られているか、要件定義工程で決めた内容通りとなっているかを確認します。 ユーザーの業務に沿った正しいパターンだけでなく、通常ではありえないような入力をしたときにシステム停止しないか等のテストも行います。また、周辺システムとの連携を行うことが多いため、事前に調整の上でテストを実施します。

受入テスト

MJITのテスト後にユーザーがテストを実施します。要件定義で取り決めた内容通りか、実際の業務で利用できるかを最終確認する工程です。MJITではユーザー向けに受入テストの支援を行います。具体的にはどのようなデータを入力するか、どの観点でチェックすべきか等のアドバイスを行います。

リリース準備・リリース

システムリリースを円滑に進めるため、運用マニュアルや想定FAQの準備、操作説明会を開催します。
最近は動画でマニュアルを作成することも多く準備に時間が掛かるため、前もって準備を始めることが大事になります。

Step.7

運用保守

ユーザー問合せ対応やマスタ設定作業、OSやミドルウェア等のライフサイクル管理といった運用のほか、障害発生時の復旧対応などの保守作業を実施します。 ユーザーの業務に支障が出ないよう、いつも安定的に使える「あたりまえ」を陰ながらに支えています。

DX関連案件の場合は
アジャイル開発で行われるケースが多い

DX関連の案件は、三菱地所グループのビジネス環境の変化に伴い、顧客や社会のニーズを基に取り組む特性を持つため、システム領域だけでなくビジネスモデルやサービスモデルを共に考えながら進めていく姿勢が求められます。
また、そういった活動の中で具体化されるサービス内容・仕様を設計から実装するためには右図のサイクルをスピーディに回すことで実現されるため、ビジネスとシステムを一体にして進める事が特徴です。

具体的な流れ
※スマートホームを例にした場合

Step.1

企画

課題の発見

プロジェクトの計画策定を行い、計画通りに進むようQuality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)をコントロールし完遂に導きます。プロジェクトオーナー・利用部門・開発ベンダー・社内関係部署を含む様々なステークホルダーと調和・調整を図りながらプロジェクトを先導していくため、重要な役割を担うことができます。

UI/UX

解決したい課題を発見したら、その課題を解決するための解決策を検討します。 UI/UX検討では、解決したい課題をビジネスサイド、UI/UXチーム、開発チームなどのメンバー全員に共有し、 一緒になって課題を解決するための解決策を検討します。

Step.2

開発/QA(品質保証)

実装

解決策が決定したら、決定した内容に応じて開発チームが実装を進めます。この段階で初めてわかることも多く、決定した解決策が技術的に実現できない場合もあります。 そのような場合には再度UI/UX検討をおこない、次の解決策を探します。決定した解決策が技術的に実現可能な場合には、エンドユーザー、ビジネスパートナーが実際に使う状態まで開発を進めます。

テスト

エンドユーザー、ビジネスパートナーが実際に使う状態まで開発が終わったら、QAチームに改善したサービスを提供し、意図した解決策通りに実装がされているか、利用中にバグが起こらないか、ユーザー目線で利用した場合に何か不都合が生じないか。といった観点についてテストを行います。

Step.3

検証

リリース

QAチームのテストを無事にクリアした解決策を盛り込んだサービスを、実際にエンドユーザー、 ビジネスパートナーに提供するためにリリースを行います。

仮説検証

リリースされたサービスの利用ログから、解決したい課題に対して解決策が適切だったのか。 といった検証を行います。提供した解決策によって課題が解決されていないことが確認できた場合は再度、 同じ課題に対し新たな解決策を検討します。提供した解決策が適切であったことが利用状況から確認できた場合、 次の新たな課題をサービスの中から見つけ出し、解決策を検討することから始めます。

サービス開始当初から、エンドユーザーやビジネスパートナーのニーズをすべて満たすことは困難です。そのため、システムを納品して完了とするのではなく、日々課題を発見し、解決していく。という流れを繰り返してサービスの改善を図ります。